鋼製防護柵の根入れ長測定
防護柵(ガードレール・ガードパイプ)設置工の施工について、先般いくつかの地方整備局において土中埋め込み式の防護柵支柱の根入れ長不足に係る問題が発生したことを踏まえ、ビデオカメラによる出来形確保対策を実施していますが、平成22年3月(平成24年6月改定)の測定要領の通知により、防護柵設置工の施工における出来形確保対策の実施が義務付けられました。弊社はその測定要領に従い、作業を行っております。お気軽にお問い合わせ下さい。
非破壊試験による鋼製防護柵の根入れ長測定要領(案) (436KB) |
機器の校正方法
【測定機器の性能確認】
実際に埋め込まれている支柱と同一品で測定器の性能を確認します。種類の違う支柱を使用する場合は検査するすべての種類の支柱にて校正を行います。
測定位置より端面に向かって測定を行い h を求めます。Aをメジャー等で測定し、先に求めた h と合わせて(L1)を求める。
測定器の性能基準は支柱の長さが2600㎜以下の防護柵支柱の場合、測定支柱長さ(L1)とメジャー等で測定した支柱実寸長さ(L)との許容誤差の関係は次式により規定されています。
-30㎜ ≦ L1-L ≦ +30㎜
測定器の性能基準が満たされたことを確認後、測定対象物の根入り長さの測定を行います。
測定箇所は監督職員の任意に指示に従います。
実際に埋め込まれている支柱と同一品で測定器の性能を確認します。種類の違う支柱を使用する場合は検査するすべての種類の支柱にて校正を行います。
測定位置より端面に向かって測定を行い h を求めます。Aをメジャー等で測定し、先に求めた h と合わせて(L1)を求める。
測定器の性能基準は支柱の長さが2600㎜以下の防護柵支柱の場合、測定支柱長さ(L1)とメジャー等で測定した支柱実寸長さ(L)との許容誤差の関係は次式により規定されています。
-30㎜ ≦ L1-L ≦ +30㎜
測定器の性能基準が満たされたことを確認後、測定対象物の根入り長さの測定を行います。
測定箇所は監督職員の任意に指示に従います。
超音波による根入れ長測定の原理
【測定原理の説明】
超音波探傷器から深触子を通じて超音波エコーが支柱に伝わり伝搬速度V(m/sec)の速さで支柱端面へ到達します。(送信波)
超音波エコーの性質上 滑らかで無い部分等から反射する性質で支柱端面で反射し深触子の方向へ伝搬速度V(m/sec)の速さで戻ってきます。(反射波)
超音波探傷器にて送信エコーと反射エコーの合計の時間(T)を測定します。
次に深触子から地表面までの距離(測定高)をメジャー等で測定します。
測定根入れ長h1を次式により求めます。
測定根入れ長h1=(VxT/2)-測定高
《根入れ長の判定基準》
測定根入れ長:h1 設計根入れ長:h0
-100㎜ ≦ (h1-h0) ≦ +100
超音波探傷器から深触子を通じて超音波エコーが支柱に伝わり伝搬速度V(m/sec)の速さで支柱端面へ到達します。(送信波)
超音波エコーの性質上 滑らかで無い部分等から反射する性質で支柱端面で反射し深触子の方向へ伝搬速度V(m/sec)の速さで戻ってきます。(反射波)
超音波探傷器にて送信エコーと反射エコーの合計の時間(T)を測定します。
次に深触子から地表面までの距離(測定高)をメジャー等で測定します。
測定根入れ長h1を次式により求めます。
測定根入れ長h1=(VxT/2)-測定高
《根入れ長の判定基準》
測定根入れ長:h1 設計根入れ長:h0
-100㎜ ≦ (h1-h0) ≦ +100
根入れ長測定(状況)
《使用機器》
超音波探傷器 EPCOH600
キャリブレーション状況
根入れ長測定状況
測定位置状況